熱と免疫システムの関係

早いもので今年もわずかとなりましたね。みなさんこれから年賀状の準備や、忘年会、そして冬期休暇の前の仕事の山など、日々忙しく過ごしていらっしゃるでしょうか。今日は風邪、特に熱を出す大切さについてご紹介させて頂きます。

せっかくの正月休み、寝正月だったなどと聞いたことや、あなた自身がそうだったことありませんか?急な発熱は予定を狂わし、体の自由を奪ってしまうやっかいなものでよね。でもその熱というものは誰がだしているか、考えたことはあるでしょうか?

ウィルス? バクテリア? それとも?
一体熱というものは誰が何のために出しているのでしょうか?

実は発熱というものは、体の自己免疫力が起こしている作用。一般的に、外からウィルスの侵入があると、体は熱を出して白血球の働きを盛んにします。白血球はマクロファージなどを含む、免疫システムの一つで、外から入ってきたウィルスを捕食し、撃退を狙う強い味方です。体は熱を出すことにより、炎症を起こし、細胞間壁の隙間を広げて白血球の働きを促します。それによってマクロファージなどの捕食細胞がウィルスを撃退しやすくなるというわけです。

また熱には、もう一つの重要な役割があります!
熱は、リンパに溜まった老廃物を溶かし出し排出する効果も。首の後ろや、耳の下、喉のあたりがグリグリと腫れていることはありませんか?それは老廃物がリンパだまりに引っ掛かりたまっている証拠。熱は古い粘液や老廃物を溶かし出し、体内から毒素を排出する働きもあるため、一年に一回は体のお掃除として風邪をひくのがいいと言っていたおばあちゃんの知恵は、あながちとても耳寄りな情報だったと思います。

そのため熱を引いた時は、自然療法ではまず休むことがお勧め!熱は先程言ったよう、体の免疫システム自身が、自ら病原菌を撃退するためにだしているもの。むやみやたらに下げることは、私たちナチュラリストはお勧め致しません。解熱剤を使って急に熱を下げることにより、血中からウィルス等を排出できず、インフルエンザ脳症や髄膜炎等重要な脳障害を引き起こすこともまれにあるからです。また免疫システムが抑圧されることは慢性的なエネルギーレベルの低下や、疲労に繋がることも。熱を出しきり、自らの免疫力で熱を下げることにより、自己免疫力がより強化され、強い体を作る助けになっていきます。

発熱時のお勧めポイント

  • 温かくしゆっくり休む。
  • 消化に良い物を少量食べる。
    体に元気をつけなければと脂っこい物やいつも以上に大量に食べるのは厳禁。風邪の撃退に使わなければいけない体のエネルギーが消化に使われてしまい、治りが遅くなるからです。
  • 脱水症状を引き起こさないよう水の頻繁な摂取。水に岩塩(海塩でも)や黒糖をいれたものを飲むのが、ミネラルの補給をかねてお勧め。

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